オンラインジャーナル

Vol.13 No.1

原著論文

Vol.13 No.1 pp.3-12
病院における効果的・効率的な放射線防護・安全教育のあり方に関する検討
作田 裕美1・堀田 昇吾2・大串 晃弘3・浅田 裕美4・野戸 結花5・太田 勝6・市田 隆雄1・五十嵐 隆元7・西丸 英治8・奥田 保男9・石田 隆行10
<
1 大阪公立大学
2 東京医療保健大学
3 四国大学
4 兵庫県立大学
5 弘前大学
6 東都大学
7 国際医療福祉大学
8 広島大学
9 量子科学技術研究開発機構
10 大阪大学
キーワード:放射線防護・安全教育、効果的、効率的、質的研究
病院における効果的・効率的な放射線防護・安全教育のあり方を提案していくために、放射線防護・安全教育を効果的・効率的に推進する要因を明らかにする目的でインタビュー調査を行い質的帰納的に分析した。その結果、病院における効果的・効率的な放射線防護・安全教育を推進する要因として『効率的な教育の運営』と『教育を効果的に行うための工夫』の2 つのコアカテゴリが導き出された。『効率的な教育の運営』は【教育を推進する組織文化の存在】【教育担当部門・担当者の組織化】【合理的な教育の実践】【効率的で遺漏のない受講者管理】の4 カテゴリで構成され、現実とのバランスを取りながら効率化を図っていた。『教育を効果的に行うための工夫』は、【教育体制工夫】【受講対象者別教育目標の設定】【教育内容・方法の工夫】【教材の工夫】【教育評価の工夫】【フィードバックに基づく再検討】の6 カテゴリで構成され丁寧な教育プロセスを踏んでいた。
このページの最初に戻る