オンラインジャーナル

Vol.3 No.1

総説

RJ-03004: Vol.3 No.1 pp.2-9
高度看護実践としての放射線看護の枠組みと将来展望
西沢 義子1・野戸 結花1・一戸 とも子2・浦田 秀子3・松成 裕子4・井瀧 千恵子1・冨澤 登志子1・新川 哲子3・木立 るり子1・八代 利香4・福島 芳子1・小西 恵美子5
1 弘前大学大学院保健学研究科
2 青森中央学院大学看護学部
3 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
4 鹿児島大学医学部保健学科
5 鹿児島大学医学部客員研究員
キーワード:放射線看護、枠組み、被ばく医療看護、医用放射線看護
これまでの放射線看護は、医療施設において放射線診療を受ける患者の看護が中心であった。現在、その対象者は放射線に晒される、あるいは被ばくを懸念する人々であり、胎児から高齢者まで、病者から一般住民まで、さらに医療従事者までと拡大している。
放射線看護の専門領域の創設は、医療、産業、および地域における平常時のみならず異常・緊急時の被ばく状況において、放射線の健康影響に関する専門的知識をもって、より高度な看護実践ができる看護職を養成するものである。
「放射線看護」の専門性を被ばく医療における看護と医用放射線利用に伴う看護の2つとする。ともに「被ばく」のケアや低減、防止が共通点であることから、放射線防護を学術基盤とするものである。将来的にこの2つのサブスペシャリティと「がん看護専門看護師」のサブスペシャリティである放射線療法看護の専門性が発展的に融合し、さらに高度な「放射線看護」の枠組みができ上がることを期待している。
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